レポ3 今度は島を縦断

9時15分

西の浜から戻り
主に色で選んでサイズ的に失敗した自転車を交換(笑)し、
再度出発。
大音量で音楽かけながら走る車が・・・
なんとゴミ収集車でした。
行き先がかぶっていたみたいでしばらくの間
「千と千尋〜」の主題歌を聞きながら島を走ることに(笑)
きれいにならんだうしじり
まっすぐと車も人もいない、セミの声と雑木林しかない道を
しばらく走ると左手に開けた場所が。
目的地ではないけれど・・・
ここなんだろ?
もずく・・・の獲れる場所なのかな。

看板には『持ち出し禁止』と書かれていました
看板の先は階段になっていて、
下りてみると一面この風景。


これ全部もずく?
戻ろうとしたら階段にでっかいカニー!!


すぐそばにカラスがいたことから、
どうやら命を狙われている模様
確保〜

仲間のたくさん居る岩場へ下ろしてやったら
水を得た魚みたいにものすごい速さで隠れて
行ってしまいました(笑)
今度はつかまるなよー

道に戻って再びチャリをこいでいると
何か落ちているのを発見。
止まって拾い上げてみる
でっかい羽〜!

あとで分かったのですが
孔雀の翼の先端の羽のようです。
タム男の後ろの牧草地では
木陰で牛達がのんびりとくつろいでいます。
これを見て私は思いました。

ああ、私は黒島の牛になりたい・・・。
さらに進むとまた奥に入れる道が。
道標には『仲盛御嶽』と書かれていました。

なかもりうたき・・・?
いえ、黒島では「うたき」とは言わず「わん」というそうです。
そしてこれは「なはむりわん」と読むそうです(;´Д`)
ここでも孔雀の羽を拾いました
これ以上奥へ行ったらいけないような気が。
9時30分頃

また道に戻ってチャリをこぎ
左手に目的地へ向かう小道が。
そこをどんどん奥へ進むと・・・
伊古桟橋です
登録有形文化財に登録された証。
ですがこれが設置されたのは2010年4月だそうです。
・・・2ヶ月前かー(笑)
「クジャクがいた!いる!!」
と、孔雀とたわむれているタム男
その時タム男が撮った孔雀さん
タム男を尻目に私は一人、桟橋を歩き始めました

気持ちがいいくらいまっすぐに海へ伸びています
誰かのおきみやげう○こ
今は使われていない桟橋。
あちこち崩れています。
ところどころ砂で簡単に補修されている箇所もありますが
ここまで崩れていると補修は難しそう。
そしてこれ以上先へ進むのも難しそうです。
来た道を振り返ると、タム男がチャリで
こっちへ向かって来ていました。(この写真だと見えませんがw)
桟橋をあとにして元の道に戻ると
さっきタム男が撮影した孔雀も一緒に道に戻っていたらしく、
慌てて牧草地へ走って逃げていきました
集落あたりにもフツーに出没している孔雀
10時16分


「今度はこっちでいいんですか?」

一旦港付近まで戻り、今度は県道213号黒島港線
『東筋』を走ります。
以前は舗装されておらず白い道肌が綺麗だったそうですが
今では普通の道です
けれど両脇なんにもない、牧草地だけが広がる風景の中
チャリをこぐのはとても気持ちがいい
水道記念碑。上水道が通った記念の碑。
黒島小中学校
ここがちょうど島の中心となっているようで、
道路もここを中心に各所へ伸びているそうです。
八重山ならでは
なんだかへんなもん(笑)が見えてきました・・・。
上れるようになっているみたいです。

周りはあずまやとベンチなんかがあります
ここまで上り坂でクタクタだし、少し休憩していきましょう。
一番上まで上ってみると、床に地図的なものが・・・
しかしここから見渡してみても
 
元々牧草地で景色はいいので、あまり見える風景は変わりません・・・(笑) 海見えないしw
目線がちょっと高くなっただけです。
このあと左手の奥の方へチャリを走らせます。



今来た道を見てみる。 左手にあるのが小中学校。目の前からもまっすぐに細い道が伸びている
  
休憩を終えて走り出す。

牧草地に牛の他にヤギもいました。
長いヒゲが風になびいています
島唯一の郵便局。
花が咲き乱れてとても綺麗です。
10時半頃


日本の道100選に選定された証。
でもこのあとに道路が舗装されたそうで・・・


詐欺じゃね?w

食事どころ「うんどうや」さんに行き当たり、一瞬迷ったけど目的地の道を見出したので
またチャリをこぐ。
地図上ではまっすぐに書かれていた道も、実際はちょとだけ迂回するような曲がった道になっていました。
同じように迷ってたっぽい人もいました・・・
ちゃんとたどり着けたかな・・・?



目的地の灯台へ向かうまっすぐな道。
とにかくまっすぐ、ひたすらまっすぐ! どうやら3キロくらいあるみたいです。
相変わらずの牧草地帯でしたが
やがて牧場と人影が見えました


牧場主さんでしょうか、(写真中央左にちょこっと写っている方ですが)
「あ〜、こりゃあと10分くらいで雨くるね〜」
なんて笑っていました
ちょっと休憩がててら、牛を見学することにします。


子牛が興味津々で私たちを見ています。
でもとても臆病なので、話しかけたら逃げました
子牛が何頭か脱走していました(笑)

モーモー鳴いて中にいる親牛?に甘えている模様
「へんなにんげんきたー。こわいー」
木陰で休んでいる牛や草を食む牛、
みんな思い思いに過ごしています
さて出発しますか


・・・? 

なんかこれから向かう方の雲行きが・・・
ていうかこれ・・・
雨キター。゚(゚^∀^゚)゚。
なんとなく本能的(笑)に屋根のある方・・・牧場へ引き返して来ました。

牧場主さん?が「ちょっとここに入ってなー(笑)」と
車庫(兼倉庫?)に入れて下さいました。

助かりました〜〜〜 (;´Д`)
まるでスコール、滝のような雨に打たれる牛たち。
なんだか気持ちよさそうです。

雨が来てワタワタしているのは人間だけで、
牛は全く気にせず草を食んだり座ってくつろいだりしていました。

小降りになったりまた強く降ったり。
子牛たちは楽しそうに道路に出て遊んでいました。

小降りの時外の様子を見に外へ出て向かう方を眺めていたら
すぐ背後に子牛たちがいてびっくりしました
「なにやってんだろー?」
「この人なんだろー?」
「遊んでくれるかなー?」
そんな顔をしていたのですが

「おいでー(*´∀`*)」
と話しかけたら
逃げた(泣)

一旦雨が止んだ時、はるか遠く目的地の方から誰かがこっちに向かってくるのが見えました。
チャリに乗った、おそらく地元のおっちゃんだったのですが
雨とともにやってきて、雨とともに目の前を通過していきました・・・

おっちゃん、止まれば雨いなくなるよ・・・?(笑)




そして15分ほどで雨は完全に止みました
牧場主さんにお礼を行って、牧場を出発。
まっすぐな道を再び走ります。


関係ない話ですがあとでタム男が言うには
「あの人サングラスかけて怖そうだったんだけど取ったら
目がつぶらで『あらかわいい』って感じだった!」そうです(笑)

さてまっすぐの3キロの道もゴールが見えてきましたよ
11時頃
黒島灯台 到着。
ここもまた草の生い茂る道を進んでいきます
灯台には入ることができませんが
その先の景色が爽快です
削られて怖いことになっている岩場
タム男、勇気を出してそこでジャンプしてみせました。


崩れませんでした。
灯台をバックに。
「ここまですっごい遠かったですねーw」
灯台を後にして、来た道を戻り「うんどうや」さんへ行きます。
この道も数年前までは舗装されていなかったそうです。
けれど舗装された後でもサンゴを積み上げた石垣と、
牧草地の組み合わせがとても和みます。


あとで気付いたのですが各所に撒かれた白い粉は
口蹄疫対策の消毒だったんですね・・・。
さっきスコールを持ってきた雲
今度は石垣島の方で雨を降らせるのかな。

←レポ2へ   たびれぽエントランスへ   レポ4へ→